スーパーナチュラルシステムとは?

スーパーナチュラルシステムは、ろ材を使いません。
そもそも、世界的にろ過は、50年以上前から進歩なし
そんな業界って、聞いたことがありませんよね?
だから今
本物の「ろ過」を知って頂きたい。

誰でもわかる
ろ材の 浄化微生物を 過信してはいけない
単に糞と残滓を絡めている砂等に過ぎない。なぜなら、自然界の浄化バクテリアにそんな機能は無い。自然界の浄化バクテリアは、硝酸塩もアンモニアも全て、二次の分解者(バクテリア)に、分解されやすいように一次分解の役目を果たしているに過ぎない。
ろ材に一次分解者が一時的に住んでも、二次分解者、三次分解者と次々分解者が居ないから、水は腐る方向へ向かうしかないという理。
逆に次々と連鎖する分解者が住む自然界では、水は腐る事を知らない。
微生物の連鎖が水を浄化するため、分解する方向を曲線に示したものを
水の平均の法則という。
(スーパーナチュラルシステムは水の平均の法則に従ったシステム)
一次分解者だけで浄化できない仕組み。おわかりいただけただろうか。

それぞれの層に、異なる微生物の棲み分けがあり上手にバトンタッチして、汚れを分解し地球は浄化されているのです。
何十億年もの間、こうした地球を創造していたのは、まぎれもなく微生物達なのです。
このシステムは地層です

スーパーナチュラルシステム縮図
①陽があたり酸素が好きな好気性の微生物。
②次に陽がほぼあたらなく貧酸素が好きな通性嫌気性の微生物。
③次に陽と酸素が大嫌いな絶対(偏性)嫌気性の微生物。
自然界の浄化システムと同じ、3層の微生物によって浄化し還元する機能を、「微生物連鎖循環能」といいます。
汚水を、微生物の力だけで浄化。これは循環ポンプなどの人工物を使わない、天然浄化の仕組みのこと。これを「水の平均の法則」といいます。
地球上のすべての水は、誰の手を借りることなく、微生物達だけの力で純水~汚水へ、汚水~純水へと巡る半永久的な機能を司る法則です。
スーパーナチュラルシステム
設備位置 と 多彩な応用例













全水域に対応可能:高温から超冷水にも
HONUMI プロモーションビデオ
〔導入後のスーパーナチュラルシステム槽の基本維持3点〕
・生簀/活魚水槽では、必ず小さなゴミ受けスポンジが着きますので、
汚れが目立ち始めたら、水道水で手洗いし元に戻す。
・時々は付属の塩分濃度計を測り、減っていれば塩又は海水を足す。
・店内との温度差で水が蒸発し減った場合は、水道水をそのまま足す。
〔導入後のスーパーナチュラルシステム槽の注意事項3点〕
・スーパーナチュラルシステム槽の移動は、必ず事前連絡する。これは
システム地層を壊さないようにする処置。
・ポンプなど機材が故障した場合は、なるべくご自分で直さないように
する。取り付け方が詳しい方は不要。
・あまりにも維持が簡単なため、上述の基本維持も放念してしまう。
これは一番多いパターンですので、気を付けて下さい。
従来のろ過システムとの、大きな違い
ろ過槽、ろ材がない
これから店舗に生簀活魚槽を入れる場合、ろ過槽はどこに置くの?
地下を作り、階下へろ過部屋を作った!
店舗外の屋外に屋根を付け、ろ過槽を新設!
「ろ過槽」は、日本、海外でも、すでに50年以上前から進歩なし!
こんな業界って何て言いましたっけ?ガラパゴス水槽?
ろ過装置を無くした「スーパーナチュラルシステム」は、その場所を作る事も、悩む事も、ありません。
しかし、従来のろ過装置を無くした部分の「水の量」も無くなってしまうので、生物の呼吸係数は減ります。
下図は「極端な図解」で、わかりやすく。
赤枠の部分が全体の水量で「総水量」といいます。
お客様から見えない部分でのろ過槽で総水量を賄っているので、実質見た目は「小さな水槽に沢山のお魚が!」
しかしあとの「ろ過槽の掃除」「水換えの量」は、伺い知れません。

こまった
はやまった

従来のシステム
スーパーナチュラルシステム
【Q】
このシステムは赤枠のろ過槽が無いばかりに、生物収容量が減る?
【A】
答えは「NO」です。生物の呼吸係数は総水量だけじゃなく、エアーレーションの仕方、そして収容生物種に関連した流れ(水流)でも生存率は大きく異なるのです。
仔細はご了承下さい。(ご依頼のお客様には説明しています)
「その生物に合った適切な状況を作り出す」ことが一番重要なのです。
一つのあらかじめセットされた水槽設備で「何でも収容できる!」は、大きな間違い。
弊社は、このような場合を数多く想定しながら
「いかに誰でも簡単に使えるか」「どれだけ多く長く活かせるか」
を日々進歩させ、ご依頼主様に役立てています。
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無換水で繁殖実験例
3枚の動画は以前に某企業様のご依頼からマダコの繁殖実験をしたものです。年に1度♂♀5匹ずつを貰い受け、2年で2回分をしました。
標準90cm水槽5個と標準150cm水槽1個でスーパーナチュラルシステムを切り盛りし全くの無換水です。
下記事にも書いたように、やはり飼育者は衣食住を共にしなければ成し得ません。
実験の合間に数日間の出張仕事、又は府内への出張仕事。出張などがない場合だけ実験室に泊まり込み、では甘かったのです。
しかし、設備投資もあり管理費もあり人件費もありでは、とても企業様から頂いた分では会社としての運営ができない事もあるんだと、後になって気付いた、後味の苦い実験の締めくくりでした。



3枚の画像はマダコ仔魚が勝手に着底したものです。このほか無換水での実験(趣味程度ですが)では、おかしなタコ類、イカ類も勝手に繁殖させていました。
実は私が京都へ引っ越してきた以前は、商売がてら繁殖を楽しんでいたのであまり興味はなかったけれど、今思えば貴重な体験をしていたようです。
「このような繁殖の定義は2つあります」
「一つ」
衣食住を飼育者と同じ場所で継続ことです。
「2つ」
芸達者になるほど安心できる環境の中で、飼育生物の衣食住が真っ当していれば、そこに♂♀が居るだけで自分たちで考え、勝手に繁殖するのは逆に当たり前、ということです。
以前の繁殖実例(画像クリックで拡大)
※もっとも、従来式の濾過システムでは、定期的な水換えと濾過槽の掃除等の影響から、
水質も温度も浄化する微生物も、変化著しく、けっこう無理があると思われます。
某店での魚病の体液を浄化できるか?実験事例



⇦の濁った水槽は、アポイントがありました、あるお店の活魚生簀で病気になり大量死していた養殖マダイの体液を集めた汁状物で約8ℓ入っています。
養殖魚のほとんどは活きたままでも体を鱗に逆らわない方向へと、顔から尻尾へぎゅっと絞りますと天然魚では見られない赤や青など、多彩な色合いの体液が絞れてきます。
写真はその店内に、スーパーナチュラルシステム水槽を実験で置いてみた直後の様子です。鼻を近づけると腐敗臭がものすごく”ウォエッ!”としします(20cmの小型水槽)
←こちらはちょうど24時間後の写真です。
実物をお見せできないのが残念ですが、匂いがゼロ、スッキリとした透明感です。
このお店に持ち込んだ、システム水槽は、弊社で普段から海水魚用として使っていて、2年以上はゆうに経過しています。
もちろん海底土層という微生物地層を模した造りです、丸洗いなど一切ありません。
お手入れは側面に付着する汚れをふき取ること、水道水を足すことです。
※現在この水槽は、TVの撮影がありましたときにお越し頂いた、月亭八光さんの所有物になっています。(ありがとうございました)