スーパーナチュラルシステムとは?
スーパーナチュラルシステムは、ろ材を使いません。
そもそも、世界的にろ過は、50年以上前から進歩なし
そんな業界って、聞いたことがありません
だから今
「本物のろ過」を知って頂きたい。
このシステムは地層です
水域 ↑
海底土層 ↓
スーパーナチュラルシステム縮図
①陽があたり酸素が好き・・・・・有酸素域の微生物(流動域・好気)
②次に陽があまり当たらない・・・貧酸素域の微生物(貧流動域・通性嫌気)
③次に陽と酸素があると住めない・無酸素域の微生物(無流動域・絶対嫌気)
自然界の浄化システムとは、3層の微生物によって浄化し還元する機能を、「微生物連鎖循環能」といいます。
汚水を、微生物の力だけで浄化。これは循環ポンプなどの人工物を使わない、天然浄化の仕組みのこと。これを「水の平均の法則」といいます。
地球上のすべての水は、人の手を借りることなく、微生物達だけの力で純水~汚水へ、汚水~純水へと巡る半永久的な機能を司る法則です。
●「水は汚れたら綺麗になる方向へ向かうしかない」という法則と
●「水が綺麗ならまた汚れる方向へ向かうしかない」という法則とが
反芻しながら、微生物達は生態系を互いに築き、水が円転する様をいいます。地球摂理の様は「地相(大地)」「気相(大気)」「水相(海、川など)」で、この3相から大自然ある地球はでき、大自然の水浄化の根幹となるのは、大地とその地下である地層、さらに海底にある海底土層から成っています。
(気相の役割も多大ですが、ここでは省略)
実は人体も同じ微生物(菌)の仕組みで維持されています。
●口内から胃までは好気性の菌が働き
●十二指腸から小腸までを通性嫌気性の菌が働き
●盲腸から大腸には偏性(絶対)嫌気性の菌が働いています。
人も3段階の菌の働きが連鎖伝達し、健康へと導いているのです。
つまり、地球上の微生物(バクテリア)が浄化する理は同じです。
Super natural system®は、3層の微生物層からなり、天然の浄化方式を模した造りをしています。これにより水の平均の法則に従った世界で唯一の浄化システムとなっています。
スーパーナチュラルシステム
設備位置 と 多彩な応用例
全水域に対応可能:高温から超冷水にも
HONUMI プロモーションビデオ
従来のろ材システムとの、大きな違い
ろ過槽、ろ材が ない
そこで
ろ材による生物ろ過とは?
南極の海底土層 微生物の根幹
岩の海岸の下に海底土層
砂地の下に海底土層
海底砂礫の下に海底土層
【従来型のろ材使用目的】
ろ材に水棲生物の糞尿をからめ、浄化微生物が湧くのを待つ目的で使用されます。
このページで述べてきたように、自然界の浄化方式の根幹には、世界中どこを見ても、海底土層からなる3層の微生物生態系の連鎖する循環を基礎としています。
ろ材のろ過バクテリアで浄化できない仕組み
ろ材とは単に、糞と残滓を絡めている固形物等に過ぎない。なぜなら、自然界の浄化バクテリアにそんな機能は無い。海を見て気づいて欲しい、数十億年前からの汚れはどこに消えたんでしょう?
自然界の浄化バクテリアは、硝酸塩もアンモニアも全部、一次分解者、二次分解者、三次分解者と次々連鎖するバクテリア生態系によって浄化還元されている。
ろ材に一次分解者が一時的に住んでも、二次分解者、三次分解者と次々分解者が居ないから、水は腐る方向へ向かうしかないという理。
これが、ろ材に着く微生物で浄化できない仕組み。
「一次分解者を」
好気性微生物といい、ろ材に住む微生物の総称。
「二次分解者を」
通性嫌気性微生物といい、ろ材には稀にしか住まない微生物の総称。
「三次分解者を」
偏性嫌気性微生物または絶対嫌気性微生物といい、ろ材には発生しなく、自然界では地底や海底を含め地層(土層)に住む微生物の総称。
自然界では、3段階の微生物連鎖が半永久的な浄化還元をしている。
この3段階の微生物(バクテリア)循環を経ながら、自然界では温度や気候、地勢に合わせた微生物がそれぞれ棲み分けされるため、人間界でいうところの添加剤を、自然物として勝手に生み出している。
地球上の全てのお水に、新しいお水は1滴もない。
数十億年前のお水が、3段階の浄化を経ながら、地球を循環している。
微生物の連鎖が水を浄化するため、分解する方向を曲線に示したものを
水の平均の法則という。
(スーパーナチュラルシステムは水の平均の法則に従ったシステム)
〔導入後のスーパーナチュラルシステム槽の基本維持〕
●生簀/活魚水槽では、必ず小さなゴミ受けスポンジが着きますので、
汚れが目立ち始めたら、水道水で手洗いし元に戻す。
●時々は付属の塩分濃度計を測り、減っていれば塩又は海水を足す。
●店内との温度差で水が蒸発し減った場合は、水道水をそのまま足す。
〔導入後のスーパーナチュラルシステム槽の注意事項〕
●スーパーナチュラルシステム槽の移動は、必ず事前連絡する。これは
システム地層を壊さないようにする処置。
●ポンプなど機材が故障した場合は、なるべくご自分で直さないように
する。取り付け方が詳しい方は不要。
●あまりにも維持が簡単なため、上述の基本維持も放念してしまう。
これは一番多いパターンですので、気を付けて下さい。
●所有者であっても、他の水槽周辺機材等を勝手に付けたり外したりす
ると、漏電や傾きなどの恐れがあるため、事前連絡をすること。
無換水で繁殖実験例
3枚の動画は以前に某企業様のご依頼からマダコの繁殖実験をしたものです。年に1度♂♀5匹ずつを貰い受け、2年で2回分をしました。
標準90cm水槽5個と標準150cm水槽1個でスーパーナチュラルシステムを切り盛りし全くの無換水です。
下記事にも書いたように、やはり飼育者は衣食住を共にしなければ成し得ません。
実験の合間に数日間の出張仕事、又は府内への出張仕事。出張などがない場合だけ実験室に泊まり込み、では甘かったのです。
しかし、設備投資もあり管理費もあり人件費もありでは、とても企業様から頂いた分では会社としての運営ができない事もあるんだと、後になって気付いた、後味の苦い実験の締めくくりでした。
3枚の画像はマダコ仔魚が勝手に着底したものです。このほか無換水での実験(趣味程度ですが)では、おかしなタコ類、イカ類も勝手に繁殖させていました。
実は私が京都へ引っ越してきた以前は、商売がてら繁殖を楽しんでいたのであまり興味はなかったけれど、今思えば貴重な体験をしていたようです。
「このような繁殖の定義は2つあります」
「一つ」
衣食住を飼育者と同じ場所で継続ことです。
「2つ」
芸達者になるほど安心できる環境の中で、飼育生物の衣食住が真っ当していれば、そこに♂♀が居るだけで自分たちで考え、勝手に繁殖するのは逆に当たり前、ということです。
以前の繁殖実例(画像クリックで拡大)
※もっとも、従来式の濾過システムでは、定期的な水換えと濾過槽の掃除等の影響から、
水質も温度も浄化する微生物も、変化著しく、けっこう無理があると思われます。
某店での魚病の体液を浄化できるか?実験事例
⇦の濁った水槽は、アポイントがありました、あるお店の活魚生簀で病気になり大量死していた養殖マダイの体液を集めた汁状物で約8ℓ入っています。
養殖魚のほとんどは活きたままでも体を鱗に逆らわない方向へと、顔から尻尾へぎゅっと絞りますと天然魚では見られない赤や青など、多彩な色合いの体液が絞れてきます。
写真はその店内に、スーパーナチュラルシステム水槽を実験で置いてみた直後の様子です。鼻を近づけると腐敗臭がものすごく”ウォエッ!”とします(20cmの小型水槽)
←こちらはちょうど24時間後の写真です。
実物をお見せできないのが残念ですが、匂いがゼロ、スッキリとした透明感です。
このお店に持ち込んだ、システム水槽は、弊社で普段から海水魚用として使っていて、2年以上はゆうに経過しています。
もちろん海底土層という微生物地層を模した造りです、丸洗いなど一切ありません。
お手入れは側面に付着する汚れをふき取ること、水道水を足すことです。
※現在この水槽は、TVの撮影がありましたときにお越し頂いた、月亭八光さんの所有物になっています。(ありがとうございました)