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クマノミとイソギンチャク
共生飼育
初心者でも楽しむために
はじめに
このぺーじでは「誰でも簡単」「維持費安く」「上手な飼育方法の手引き」の3点を伝授します。
このきっかけは、第一に、コロナ禍でおうち時間が増したこと。そして海水魚飼育は通常、お金がかかり過ぎたり、飼育ハードルが高いこと、腰痛などで水交換が歳と共にしんどくなり、長く続けられない方々が多いことを憂い、私が知るかぎりの海から得た生の知識を、簡潔に書き添えるものです。
(マニアのかたも、一つでも参考になれば幸いです)
小型水槽でニモとイソギンチャク長期飼育

30cmガラス水槽
給水装置
泡撥ね防止スポンジ
30cmガラス水槽

45cmガラス水槽
●20~45cmほどの小型ガラス水槽の飼育、簡単です。
「スポンジ飼育法を伝授」(画像がありません)
✅縦型スポンジフィルターを検索。小型水槽ならこれ1個で間に合います(エアーポンプで稼働)
※エアーポンプは小型水槽でもアデックス101(おすすめ)くらいの出力を使い調整します。
✅室温に合わせて25℃設定くらいのヒーター入れます。
✅底砂はサンゴ砂#3番を5mm~1cmまでとします(1cm以上絶対敷かない)
✅ライトは水深が浅ければ↑画像の感じ。水深が25cmほどから上は同じものを2個。
※光が強くコケが出る場合は、青色の養生テープをライト部分に貼る。1枚~2枚重ねで調整。
解説:スポンジ飼育法での要は、エアーポンプのサイズ、砂粒のサイズ、底砂を1cm未満。この3つが、全てのバランスを維持します。経過維持は、スポンジが有機物を吸い込み、明らかにスポンジが痩せてきたのを目視できたら、水道水でよいので、もみ洗いし元に戻します、たったこれだけです。
蒸発分の足し水は水道水で十分です。
本当にバランスが良いと、他の機材無し、水交換、添加剤、超少なく済み、90cm水槽まで行えます。
●注意点:↑画像の水槽は、ろ過装置が付いていません。底面ろ過に見えますが、これはスーパーナチュラルシステムといい、地層式の浄化微生物ろ過で作っているためです。サンゴ砂は飾りにすぎません。スーパーナチュラルシステムは「ろ過槽」「ろ材」「添加剤」「水交換」「リセット」が不要です。このため、一定量の水位を保つ給水装置と、泡撥ね防止スポンジを付けることで、塩だれを防止し、塩分濃度を一定にし、半永久的にリセットが無いシステムのためご注意ください。
1:画像の水槽はどれも奥行き20cmほどです。
2:給水装置は、数日間の外出なども重宝し、蒸発による塩分濃度が濃くなる心配がありません。
3:泡撥ね防止スポンジは、台所用スポンジをカット。底面からの空気泡が撥ねなく、蓋が不要です。4:華奢なライトですが、水深が浅いとイソギンチャクも十分に間に合います。
5:水温は25℃設定くらいの小型ヒーターです。夏の室温が高すぎる場合は超小型クーラー必要です。


天然のクマノミ
●天然か養殖か?注意点
⇦は、養殖カクレクマノミです。全てではありませんが、
あらゆるイソギンチャクにも入らないことがあります。
さらに
養殖場では多数と暮らしているため、数匹では怖がり、餌食
いが悪くなる場合は、病気に掛かりやすいことも注意点です。
結果として小型水槽では、天然のカクレクマノミに軍配か。

天然のカクレクマノミ

天然のカクレクマノミ
上手な飼育は イソギンチャクを活かすこと
●光(ライト)
✅光は人の生活と同じで、明るい時間帯と暗い夜の時間帯に、メリハリをつけることが必須です。ライトが昼間煌々と付き、夜にはイソギンチャクもクマノミも寝ないといけないので、部屋の明かりがあれば必ず寝不足になり、調子を崩し、やがて病気になります。
部屋の明かりがある場合は、黒いもので水槽を覆うなどの工夫をして、寝る環境を整えてください。
●光(ライト)の種類
✅昔はLEDはなく、蛍光灯タイプとメタルハライドランプしかありませんでした。でも昔の人たちはこれでどんな種も全て満足に飼育していました。一番簡単だといえるのは蛍光灯タイプです。直進光はないため、水槽から10cmも浮かせて使用すれば、サンゴでもイソギンチャクでも飼育できます。
一番成績が良いのはメタルハライドランプですが、水槽から70cm程度は離さなければ、水槽内はコケだらけになります。逆に70cm程度離して使用すれば太陽光のような水景になり生物が喜びます。
骨格のあるサンゴは、4000ケルビン程度の少し黄色い太陽光に近いものを1本と鮮やかなブルーを適度につければ飼育できます。イソギンチャクはどれでも、家庭用蛍光灯でも全く普通に育ちます。
育つことを優先するのか、LDEでキラキラ光り輝く姿を優先するのかは、本人が選ぶことです。
●餌=共生
✅自然の海でイソギンチャクは、クマノミ類が共生する場合は「クマノミ類から餌をもらいます」
これはゴマ粒ほどの微生物や、小さなエビ類です。ちょうど釣り餌屋さんにある冷凍アミエビは当てはまります。冷凍アミエビを解凍して水道水でざっと洗い流してから与えると、クマノミ類が咥えてイソギンチャクの口元へ押しやります。これを忙しく繰り返してから、自分たちが食べます(天然個体)
クマノミ類はイソギンチャクに餌を与え、大きく育てることで安全な居場所を広く確保し、子孫を安心して増やすことを本能としています。イソギンチャクも同時に増えることができます。
✅人工飼料というのが色々とあります。慣れさせる行為を「餌付け」といいます。クマノミ類に餌付けができたからといっても、イソギンチャクにはできません。これが上手な共生飼育が成り立たない根本原因です。共生飼育の秘訣は第一に餌であり、1で記述した通りです。
●購入初期の投入時の水合わせ
✅これは各観賞魚店など、色々と見解の分かれるところなので、参考程度でお願いします。
実は「水合わせなども何もいりません」以下は数千匹ある経験則からの理由です。
:自然界のイソギンチャクは潮の周りで、暖流や寒流、水質変化にさいなまれながらもきちんと生息しています。イソギンチャクの体は大部分が水からでき、体全体を使い縮んだり膨らんだりして海洋環境の変化に順応させています。従って、水合わせや温度合わせを行う事で、順応時間が逆に長くなり、急速に弱らせる可能性もあります。到着時の袋の水を捨て、イソギンチャクをドボンと落とすと、急激に動き出し足を即座に着底させることが多いです。このページにあるイソギンチャクは全てそうです。
●水槽壁面に上がる症状
✅いつの間にか水槽壁面に上り、水面下から降りなく、そのまま弱って死ぬ症状があります。これは光や他ではなく、単に餌がない空腹時に取る移動手段の末です。
●初心者こそわかる、イソギンチャクの選び方を伝授

自然界のハタゴイソギンチャクは岩や石に活着して生活する個体が多く、砂上で生活する個体は極めて少ない。海から採取されるとき、岩肌から剥ぐのが普通でないため、弱っている個体もある。このことから、当たり外れが多いのを覚悟して買う。
ハタゴイソギンチャク(国産・海外)

自然界のイボハタゴ、アラビアハタゴの多くの個体は砂上にあり、岩肌に活着している個体は極めて少ない。海から採取されるとき、手で砂を掘り、かき出せばよいため、採取時からのダメージは最も少なく丈夫である。おすすめ。
イボハタゴ・アラビアハタゴ・イソギンチャク(国産・海外)





